会長挨拶

第10回日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会総会
会長 小川朋子
(三重大学医学部附属病院 乳腺センター)

第10回
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会総会
会長 小川朋子
(三重大学医学部附属病院 乳腺センター)

このたび、2022年の第10回日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会総会会長を拝命しました三重大学医学部附属病院乳腺センターの小川朋子です。2022年10月27日(木)、28日(金)の2日間、沖縄のパシフィックホテル沖縄にて本学会総会を開催させていただきます。

今回の学会テーマは、「スキルの追及とノウハウの伝播」といたしました。日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会総会も第10回を迎える節目の年となりましたが、原点に立ち返ってさらなるスキルの追求を目指し、かつ、今までに蓄積してきた知識や技術を広く普及させていくノウハウの伝播が行えるような、欲張った学会にしたいと意気込んでいます。

COVID-19の影響で、様々な状況の変化があり、2022年10月にどのような状況になっているかを正確に予想することはできません。しかし、多くの学会がハイブリッドやオンライン開催を余儀なくされたことで、学会での学び方に大きな変化が起こったことは間違いありません。ハイブリットやオンデマンドが可能となったことで、直接学会会場に足を運べない医療者も学会総会で学ぶことができるという学術集会のあり方が確立されました。COVID-19や天候などに左右されずに得るものの大きな総会とするため、COVID-19の状況に関わらず、ハイブリッド開催とし、かつ、教育講演を含め、オンデマンドで勉強できる会を計画しています。

形成外科医と乳腺外科医が一堂に会してより深い議論を行い、共通の認識を持つ、という原点に立ち返り、メイン会場は第一会場一つといたしました。また、第二会場は是非とも習得していただきたい知識や技術の教育セミナーを2日間通して行うという全く新しい形のプログラムを考えています。

ハイブリッドで行う、と言っても開催地は沖縄です。青い海を眺め、ゆったりとした心で議論をすれば、必ずやより広い視野でのスキルの追求ができ、今まで以上に知識を得られる総会になると信じています。

2022年10月に皆様に沖縄で集っていただけるよう、事務局長の沖縄現地、座波久光先生と協力して鋭意準備を進めており、皆様と沖縄でお会いできることを楽しみにしております。